【新唐人2014年7月28日】イギリス議会の外交事務委員会はこのほど、「中英共同声明」の30年間の実施状況について、調査を開始すると発表しました。香港民主派の重鎮である李柱銘(マーチン・リー)元民主党主席と、陳方安生(アンソン・チャン)元政務長官は、調査を歓迎する考えを示しました。
マーチン・リーさんは、香港の普通選挙に対するイギリスのこれまでの態度は慎重で、過去2件の報告は極めて平凡だったと考えます。さらには、中国当局が発表した白書に対しても、迅速な対応がなかったと述べます。今回、イギリス議会が「中英共同声明」30年の実施状況調査に着手した事は良い事であるとの考えを示しています。
香港民主党元主席 マーチン・リー氏
「共同声明の署名国である中国が発表した白書が中英共同声明を破壊しているのに、相手国の英国が気にしなければ、香港人の自由と法治をどのように保証するのか?英国国会はこの事に対し、責任を持とうとしています」
マーチン・リー氏は、今回の調査後の正確な報告によって、イギリスの国会議員に香港で何が起きているのかを知ってもらいたいと考えています。
香港民主党元主席 マーチン・リー氏
「特に梁振英が特区長官に就任後、香港人による香港統治ではなくなり、中聯弁が統治しています。白書は中国に統治権があると言っています」
陳方安生(アンソン・チャン)元政務長官率いる政治団体「香港2020」は、イギリスの調査を歓迎し、イギリスの国会が香港の実際の状況を理解することを望んでいるとの声明を発表しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/26/a1125765.html (中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/萩野 映像編集/尹)